みかんは栄養満点??
2022.5.12
みかんの栄養素といえば、ビタミンCですよね!
しかし、みかんの栄養素はそれだけではありません。ほかにも、美容や健康をサポートする成分がたくさん含まれています。
今回は、そんなみかんの栄養素についてお話しします!
ビタミンC
温州みかんには、100gあたり33mgのビタミンCが含まれています。
ビタミンCの推奨量は、男女とも15歳以上で100mgなので、みかん100g(Мサイズ1個半程度)で一日に推奨されるビタミンCの約1/3を摂ることができます。
ビタミンCは、肌の構成要素であるコラーゲン作りをサポートします。また抗酸化作用があるので、シミやくすみの原因となる活性酸素を取り除くことができます。
さらに、副腎皮質ホルモンの合成を促し、ストレスへの対応力を高める効果も期待できます。
βクリプトキサンチン
温州みかんには、100gあたり1,800μgのβクリプトキサンチンが含まれています。βクリプトキサンチンは、私たちの体を酸化による老化から守る抗酸化物質として働きます。ほかにも、β‐クリプトキサンチンは、体内でビタミンAに変化して作用します。ビタミンAとは、目などの粘膜を健康に保つために働くビタミン。粘膜は、私達の体にウイルスなどが侵入しないように守る働きがあるので、粘膜が健康に保たれることによって菌への抵抗力アップが期待できます。さらに皮膚を健やかに保つ働きがあるほか、骨の健康にも役立つことが分かっています。
カリウム
温州みかんには、100gあたり150mgのカリウムが含まれています。カリウムは、細胞液の浸透圧を調整する働きがあり、体内の過剰な塩分の排出を促すことで、余計な水分の溜め込みを抑制してむくみの対策につながります。塩分が気になる方は、みかんを積極的に摂取するとよいでしょう。
ビタミンB1
温州みかんには。100gあたり0.09mgのビタミンB1が含まれています。ビタミンB1は、糖質からエネルギーを作るときに必要な成分であり、また、運動時などに発生する疲労物質の乳酸の代謝にも関わるため、疲れているときは積極的に摂取することで、すみやかな疲労回復が見込めます。
食物繊維
みかんの袋やすじの部分には、食物繊維のペクチンが豊富です。ペクチンには、食事による血糖値の上昇をゆるやかにしたり、余計なコレステロールの排出を促す効果があります。また、便通を良くする働きがあります。
みかんの薄皮についている白い筋には、ビタミンPとヘスペリジンと呼ばれる成分が豊富です。ビタミンPは、体の毛細血管を強化する働きがあり、血流を改善するなどの効果があります。ヘスペリジンとは、柑橘類の皮やスジの部分などに含まれているポリフェノールです。血流を改善することで、巡りが良くなり、熱が全身のすみずみに行き届くため、ヘスペリジンによって冷えの改善が期待できます。
みかんの筋は、口当たりが少し悪いため、苦手な方もいるかと思いますが、食物繊維やビタミンPが摂れるので、できるだけ食べるといいでしょう。
1日の適正摂取量は?
みかんの8割以上は水分なので、食べ過ぎは冷えの原因となり消化不良を招く事があります。一度に食べる量は1〜2個程度、特に胃腸が弱いという方は1個に抑えておきましょう。
また、みかんには1個(100g)あたり、11.1gの糖質が含まれているので、一日に食べる量は3個程度にしておくことをおすすめしおます。
最後に
お伝えしてきたように、みかんには体に嬉しい栄養素が豊富に含まれています。
特にビタミンCは、余分を貯めておくことができずに尿とともに流れるので、毎日こまめに補給するためにもみかんを活用すると良いでしょう。
様々な味わい方があるみかんは、冬だけでなく夏にも楽しむ事ができます。
食物繊維も豊富なので、生活習慣予防以外にもダイエットや美肌を目指す方にもお勧めです。
皆さんもぜひ、みかんを食べてみてくださいね!