メロンの栄養と選び方とは!?
2022.5.2
メロンは日本のさまざまな地域で生産されている果物で、贈答品として用いられることも多い人気のフルーツです。実は栄養素も豊富に含まれているため健康や美容に効果的な果物といわれています。
メロンは果肉が緑色のメロンが一般的ですが、果肉が黄色や白いメロンもあり、見た目もさまざまです。
今回は意外と知られていないメロンの栄養成分やカロリー、また美味しいメロンの選び方など紹介したいと思います!
メロンにはさまざまな品種があり、品種や栽培する地域によって旬の時期は異なりますが、だいたい4~9月頃までの6カ月間楽しむことが出来る果物です。
・カリウム
フルーツの中でも特にメロンは、バナナ以上にカリウムを多く含んでいます。これはナトリウム(塩分)を排泄する役割があり、高血圧に効果があります。また、長時間の運動による筋肉の痙攣などを防ぐ働きもあります。
・βカロテン
赤肉のメロンは、βカロテンが非常に多く、100g中3600μgも含まれています。これは体内でビタミンAに変換され、髪の健康維持や、視力維持、粘膜や皮膚の健康維持、そして喉や肺など呼吸器系統を守る働きがあります。
・たんぱく質分解酵素
その他、メロンにはククミシンというたんぱく質分解酵素も含まれています。
・ビタミンC
ビタミンCが持つ抗酸化作用には、シミやシワを防ぐ働きがある為、美肌の効果に期待ができます。また、ビタミンCは白血球のはたらきを助ける効果があるとされています。
白血球には細菌やウイルスから身体を守るはたらきがあるため、白血球のはたらきを助けることで、風邪を予防できる可能性があるのです。
さらにビタミンC自体にも、細菌やウイルスに対抗する力があるとされています。風邪を予防するためには、手洗いやうがいだけではなく、ビタミンCを摂取することも大切です。
エネルギー量(カロリー)231kcal
糖質量……54.5g
メロンはカロリー、糖質ともに、バナナやリンゴより低い数値で、果物のなかでも低カロリー・低糖質といえます。
食べる量としては、メロンは、水分、ビタミン類、ミネラル、食物繊維などの補給をすることができますが、過剰摂取は肥満の原因にもなりかねません。
食事とのバランスをみながらですが、メロン1/3~1/4個(約200gほど)が一日の摂取目安量です。
おいしいメロンの選び方
メロンは皮が固いので、十分熟れているかどうかがわかりにくい果物ですが、下記の点を参考にして選ぶといいでしょう。
- 皮にネット状の模様があるタイプは、全面にネットがはっきり出ているものが甘みが強い
- きれいな球状で、重めのものが肉厚でみずみずしい
- 皮に傷や傷みが付いていないもの
メロンの保存方法
スーパーなどで売っているメロンは、完全に熟していないことが多いため、追熟させましょう。
冷蔵庫などの温度が低い場所では追熟しにくいので、メロンは常温で保存するようにしてください。
メロンが追熟したサインとして、メロンのつるがしなびる、メロンの下の部分が柔らかくなるなどがあげられます。
しっかり追熟したらメロンを冷蔵庫に入れて追熟を止めるようにしましょう。
メロンを冷やすことで、追熟が止まるのでメロンが熟しすぎて実が傷むのを防ぐことができます。
最後に。。。
メロンはおいしいだけでなく、栄養たっぷりです。
旬の時期にしっかり熟したメロンは、おいしさと栄養を存分に味わうことができますね。
種類もいろいろためしてみると、改めてメロンの魅力に気づけるかもしれません。
栄養摂取も上手に工夫し、得する食べ方を摂り入れてみましょう。